〜UGC × Viral Rewardで問い合わせ数を劇的に増やす方法〜
リフォーム業界では近年、Instagram・TikTokなどのSNSを活用して集客する企業が増えています。しかし、「フォロワーは増えるが問い合わせが来ない」「投稿に反応はあるが受注には結びつかない」といった悩みを抱える企業が非常に多いのも事実です。
また、広告費の高騰により、従来のWeb広告依存モデルでは利益率が低下し、集客手法の見直しが急務となっています。
本記事では、マーケティングの専門家「Zubaken.net」として、
“SNSはやっているのに受注につながらない”課題を抱えるリフォーム会社向けに、具体的な施策と導線設計を踏まえた集客戦略を解説します。
主軸となるのは UGCを活用したViral Rewardによるリファラル型集客モデルです。
1. リフォーム企業のSNS運用が問い合わせにつながらない理由
多くのリフォーム会社はSNSを「投稿する場所」として活用するだけに留まっています。しかし、問い合わせや受注を最大化するためには、SNSはあくまで 「顧客導線の入り口」 にすぎません。
SNSで成果が出ない理由は、以下の4つに集約されます。
① SNS内で完結してしまい、問い合わせ導線が弱い
InstagramのプロフィールにLINEリンクを貼っただけでは、見込み客のアクションは生まれにくい。
・投稿 → プロフィール → リンク → LP → 相談・来店
この一連の導線が整っていないと、離脱が起きる。
② 投稿が“施工例の紹介”に偏り、他社と差別化できていない
施工例は重要ですが、それだけではユーザーの信頼獲得につながりにくい。
“どこの会社も同じような写真を投稿している状態”が発生しています。
③ 「口コミ」が不足しており、検討ユーザーが決断できない
リフォームは高単価のため、ユーザーは必ず複数社を比較します。
口コミ(第三者評価)がない企業は、最終判断の候補から外れやすい。
④ 過去顧客の資産化(ファン転換)ができていない
過去に施工した顧客こそ最強のマーケティング資産。
しかし多くの企業では、“施工完了後は終わり”になっている状態です。
2. 解決策:UGC(クチコミ) × Viral Reward が最も効果的な理由
● UGC(ユーザー投稿)はリフォームと相性が抜群
リフォームは高額決済・かつ不安の強いサービス。
そのため、友人・知人・第三者のリアルな経験は強く刺さります。
特にInstagram/TikTokでは、
「この施工どこの会社ですか?」
「リフォーム検討してるので詳しく教えてください!」
などUGCから生まれる問い合わせが急増しています。
● Viral Reward の特徴:
過去顧客がSNSにクチコミを投稿
→ 投稿を見た新規顧客がリンクから問い合わせ
→ 双方にインセンティブが付与
“クチコミコミ投稿 → 見た人の問い合わせ → クチコミ投稿者と新規お問い合わせ者にリワード配分”
という自走型の仕組みが構築できます。
リフォーム会社にとっては、
広告費を使わずに“ファンが勝手に宣伝してくれる状態”を作れるのが最大のメリット。
● ASISTOBE分析:
| 現状の姿(AS IS) | 問題点・背景 |
| ポータルサイト・比較サイト依存 | 集客が外部プラットフォーム頼み。価格競争に巻き込まれやすく、利益率が低下。 |
| 広告費が高騰しても効果が薄い | リスティングやチラシなどのCPA(獲得単価)が上昇。費用対効果が合わない。 |
| 「口コミ」「施工写真」が自然発生しない | お客様の声がネット上に出にくく、SNS上での話題が生まれない。 |
| リピート・紹介の仕組みが構築できていない | 一度の施工で関係が終わり、紹介が偶発的。LTVが伸びない。 |
| ↓ | |
| 理想の姿(TO BE) | 実現イメージ |
| 自社主導の集客サイクルが確立 | 施工後のお客様がSNS投稿・紹介を行い、新規顧客を自社に直接誘導。ポータル依存から脱却。 |
| 費用対効果の高い新規獲得 | 成果報酬型のため、実際に紹介・成約が発生したときのみコスト発生。 広告費を最適化。 |
| 「施工事例UGC」が自然に蓄積 | 投稿と新規依頼者両者に対するインセンティブにより、施工写真や体験談がSNSに自発的に投稿される。信頼性が向上。 |
| リピート・紹介が自動で回る仕組み | 紹介・投稿経由の顧客データをトラッキング。リフォーム完了後も関係が継続し、再依頼が増加。 |
3. ターゲット属性と導線設計
●ターゲット像
・30〜60代のリフォーム検討層
・Instagramで施工例を探すユーザー
・見積もりはしたが他社比較している層
・「誰に頼めば安心?」という不安が強い層
この層へ刺さる導線を作るためには、
SNS → UGC(口コミ) → 相談 → 見積もり
の流れを最短距離にすることが重要。
●導線設計の全体像(Zubaken.net式)
- SNS公式アカウントで施工例・ノウハウを発信
- 過去顧客のUGC(Viral Reward)を増加
- UGCから公式LINEへ誘導
- LINE登録後に自動で“施工事例カタログ”配布
- 無料相談への誘導メッセージ
- 診断ツールで見積り依頼のハードルを下げる
LINEに流し込み、自動フォローで育成し、相談につなげる設計が最重要ポイント。
4. 具体的なオンライン施策:UGC中心のSNS戦略
① UGC(Viral Reward)施策
【実施ステップ】
- 過去1〜2年の施工顧客に連絡
- SNSでの投稿を依頼
- 投稿者にインセンティブ
- 新規顧客が投稿経由で問い合わせ
- 投稿者・新規どちらにも特典が入る
【期待できる効果】
・広告費の削減(CPAが最大70%改善)
・過去顧客の満足度向上
・投稿の蓄積により信頼度が加速度的に増加
② Instagram投稿戦略(UGCと連動)
投稿内容の黄金比(Zubaken式)
| 投稿タイプ | 割合 | 目的 |
|---|---|---|
| 施工例(ビフォーアフター) | 40% | 技術の証明 |
| UGC投稿の紹介 | 20% | 第三者評価の強化 |
| ノウハウ・Tips | 20% | 専門性アピール |
| リール動画 | 20% | 新規リーチ拡大 |
特に「UGC投稿の紹介」をすることで、
“リアルな顧客の声”としてアカウントの信頼性が急上昇します。
③ LINE公式アカウント
LINE登録後に自動で以下を配布:
・施工事例カタログ
・費用相場の早見表
・よくある失敗例集
・リフォーム診断ツール
問い合わせのハードルが下がり、CVRが2〜5倍向上します。
④ リスティング広告・SNS広告
広告費が高騰しているため “ピンポイント戦略” が必須。
・Instagram広告
→ LINE誘導に特化
・Google広告
→ 商標・指名検索に集中
・in-feedのコンテンツ広告
→ UGC動画を活用(投稿者の声を広告化できる)
UGC素材の広告はCTRが1.5〜2倍、獲得単価は30〜50%削減できます。
⑤ WEBコンテンツ(SEO施策)
UGCをもとに以下の記事を制作:
・「このリフォームが完成するまで」ストーリー記事
・お客様インタビュー記事
・施工Before→After集
・地域+工事名で検索される記事
SEO効果・信頼度向上・SNSとの相互連動が可能。
5. 実現可能性と費用感
| 施策 | 費用感 | 実現難易度 | コメント |
|---|---|---|---|
| Viral Reward | 成果報酬型|リスク低 | 低 | 過去顧客のリストがあれば即実施可能 |
| SNS投稿設計 | 0〜数万円/月 | 中 | 自社運用でも可能、外注も安価 |
| LINE構築 | 1〜10万円 | 中 | ステップ配信を整えるだけで効果大 |
| UGC広告 | 月1〜20万円 | 中 | 顧客投稿が素材になるため費用最小 |
| SEO記事 | 1記事2〜6万円 | 中 | 長期資産 |
6. 期待される効果・成果
このUGC × Viral Reward × 導線設計によって、以下の成果が期待できます。
1. 認知拡大
UGC投稿は友人・フォロワーに自然拡散し、広告0円で新規リーチ獲得。
2. 問い合わせ数・来店数の増加
第三者評価による信頼獲得でCVRが向上。
3. 広告費の最適化
広告依存から脱却し、CPAが改善。
4. ブランド定着
UGCの蓄積により「口コミで人気のリフォーム会社」というポジションを獲得。
5. 自走型の紹介モデル構築
顧客が顧客を呼ぶ仕組みが形作られ、長期的な事業安定に貢献。
まとめ:SNSで受注につながらない企業こそUGC活用が最強の武器になる
リフォームは「誰から買うか」が問われるサービスです。
そのため、企業側の発信ではなく “リアルな顧客の声(UGC)” が最も強い説得力を持ちます。
Viral RewardのようなUGC生成プラットフォームは、
「過去顧客が宣伝してくれる仕組み」を構築できるため、
広告費を抑えながら安定した集客を実現します。
SNS投稿の質×UGC×導線設計の3つを組み合わせることで、
問い合わせ数・受注数は大きく改善できます。

デジタルマーケティング歴20年。株式会社ファンコミュニケーションズ出身。オンライン・オフライン両軸から中小企業の集客支援を行う

